今回は久々に外傷事例を紹介させていただきます!!
本日の傷病名は
小児上腕骨顆上骨折
この骨折は意外に多い骨折です
年齢:5歳~10歳前後
発生原因:転倒したときに肘部分を強打、もしくは手をついた瞬間肘に負荷がかかった場合等あります。
肘周りの骨折でも半数近くがこの骨折といわれています。
下の写真は当院の近くにお住いのお子様で転倒されて負傷しました。
この骨折で気をつけなければいけないのが、子供が転んで少しぶつけたくらいだろうと放置することがしばしばあることです。
症状:腫れ 熱感 局所を押した時の痛み 内出血
これは打撲した時でも一緒の症状ですが、大きな違いは腫れが肘の全体的に出ている時は注意が必要です。腫れがあまり出ないということもあるみたいです。
放置した場合成長障害にも関わることがあるので必ずお子様の話をよく聞いていただいて整形外科や接骨院を受診することを強くお勧めします。
子供には成長軟骨といって、成長する部分が軟骨でできていて、その部分で成長細胞が活発に活動しています。
そのため顆上骨折により成長軟骨を傷つけてしまうと、成長に影響してしまうというわけです。
何度も言いますがこれ本当に危険なので!!!
上の写真ではオペになり金属で骨を止められたみたいです。
自分が病院に勤めている時、整形外科の先生に「子供の肘付近の骨折は本当に要注意!!」とよく言われていました。
上の写真の場合オペとなったと書きましたが、必ずしもオペになるわけではなく、ギプスなどで固定しておくということも多いです。
今日のおさらいですが、
子供の転倒による肘付近のケガは要注意!!
ということで本日は外傷事例を書かせていただきました
今日も元気にリブラ接骨院は開院中です
エコーで骨折が確認できるリブラ接骨院
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